連想や想像をすること

主力海外勢が不在と言われるホリデー期間の本日、日経平均終値は33,254.03(前営業日比+84.98)とわずかに続伸しました。

 

投資には、連想や想像の力が大事なのだとn回目に思った話です。

 

2023年4月頃、トヨタ自動車の子会社、ダイハツによる不正が報じられました。安全性の試験で不正を行っていたというニュースでしたが、その後、別の項目でもデータ改ざんといった不正が発覚、対象車種も拡大していきました。

そして先週にはついに全車種の出荷停止が決定し、国交省の調査が入ることが報じられました。その後も工場の稼働停止や取引先への補償についての話題が続き、工場近郊では地域経済への影響も懸念される事態となっています。

 

一連のニュースを聞いて、元々車に疎くオンオフとも影響の少ない私にとっては「おおごとになったな」くらいの感想でした。ダイハツ工業本体で上場しているかも知らず、改めて調べてトヨタの完全子会社になったのを機に上場廃止していることを知って「へぇ」という具合です。なので特段この先にアクションは起こしていません。

 

さて、ここで連想や想像の力が試されるのですよね。

本日こそ株価下落となりましたが、先週、車のスズキは連騰に次ぐ連投でした。

 

軽自動車販売大手のダイハツが出荷停止 → ライバル会社のスズキに妙味あり

 

「へぇ」で終わっている場合ではありません。

別に今回のように事件でなくてもよいのです。何かテーマがあったときにその先どうなるか、どこかへどう影響があるかを連想し、想像を膨らませること。このステップの大事さを、我が家では常々語らっているのですが、なかなかうまく働かせることができないものです。

もちろん今時点では短期的な反応なので、無理して波に乗る必要はないでしょう。ただそこに考えが及ばないことは、まだまだだなと思います。