自分向けPERの目安

(文末を変更してみる)

本日の日経平均終値は36,226.48(前日比▲291.09)と続落。

といってもポートフォリオの某半導体製造関連銘柄は本日も好調で嬉しい。すっかり値嵩株になってしまい、買い増しのタイミングを見失っているけれど。

 

割安/割高をはかる指標として一般的な指標のひとつ『PER』について考えたので備忘を残しておく。

PER(倍)=株価÷EPS(一株当たり利益)

「一年で●円の利益を上げる株が、何倍の価格で売買されているか」、「●円で売買されている株は一年で●円の利益を上げるので、何年持っていれば投資額が回収できるか」が判断できると言われるが、当然毎年EPSは変動するし、株価の変動は業績に必ずしも連動しないのであくまでも目安。

それでも現状の日経平均PERが15倍程度(下表)なので、そこを基準に割安/割高ということは多い気がする。

出展:国内株式指標 :株式 :マーケット :日経電子版

※2024年1月23日時点

 

では、PER15倍以上は『自分にとって』本当に割高なのだろうか。

 

前述の判断できることのうち、株価もEPSも操作のしようがないが、保有年数については自分自身でコントロールができる。

例えば私は40代。特に大きな病気などもなく一般的なサラリーマンの現役目安60代まで働くとする。収入を得られる期間は現状同様に投資をする予定なので、約20年ほど時間がある。そうすると良い銘柄と出会えれば「20年保有」は大いにありうる。

当然長く保有していれば減収も減配もあるだろうし、市況もどうなっているか想像だにつかない。だが投資額の回収という点で、配当があれば回収期間を早めてくれるし、企業の目指すところは企業価値の最大化である以上EPSの増加も期待してよいはずで、EPSの増加は配当と同様に回収期間を早めてくれるだろう。

 

それを踏まえて、今の私にとっての目安は『PER20倍』としてよいのかも、というのがひとまずの結論。個人にとっては、やはり時間が一番の武器なのだ。