2023年を迎えるにあたって、投資について立てたもう一つの目標について書きます。
< idecoのスイッチングについて、ルールを設ける >
です。
そもそもの発端は、「バリュー平均法」という言葉を知ったことでした。
検索すれば色々な解説ページが出てくるので詳細はスキップしますが、ざっくり言うと
- 定期購入を前提に、運用予定額と利回りから目標金額を決める
- 購入のタイミングで、目標金額との乖離にあわせて購入するか売却するかを決める
- 乖離分の調整なので、購入であろうと売却であろうと金額は都度変動
という運用方法です。
都度アクションを起こさなければいけないので、積立設定はつかえずどうしても手間はかかります。ただ、値下がり時は多く買え、値上がり時は利益確定をすることになるため、定期定額購入のドルコスト平均法に比べて、目標金額を達成するのに投資総額が少なく済む可能性があるのが特徴です。
※そう、あくまで可能性があるだけで絶対ではありません。ドルコスト平均法に比べて手間がかかるのは絶対ですが。
2022年末時点、私のideco資産残高はすべてが全世界株式投信、掛金の配分も100%全世界株式投信という状態でした。
丸投げ状態なので手間はかからず、パフォーマンスにも不満があったわけではありません。ただ、投信とはいえ対象が株式な以上、前月比増減率で大きく動くこともあります。長期を前提にインデックス投信を積むのに雑念と理解はしていても、「前月少し利確しておいたらなぁ…」と詮無いことを考えてしまうのは、私だけではないはずです。(多分…)
そんな矢先、購入だけでなく売却にもルールを設定する「バリュー平均法」を知り、手間よりも好奇心が勝ちました。
idecoにおいてスイッチング=利確+再投資、売却時に税が差し引かれて運用資金が目減りすることもありません。テストには絶好の環境です。
勉強だと思って考え方を取り入れてみようと、改めてこれまでの運用データをスプシに集め、以下のルールを設定しました。
- idecoの場合、掛金の割合をタイミングよく変更するのは難しいため、掛金の配分は引き続き100%全世界株式投信とする
- 目標金額(バリュー平均法では、バリュー経路というそうです)と実際の資産残高との乖離は、毎月1営業日目に確認する
- 大体、前月末日を基準にしたかったのですが、忘れて少しずれることはありました。笑
- 資産残高が超過している場合は、乖離している額を全世界株式投信→元本保証定期預金にスイッチング
- 資産残高が不足している場合は、乖離している額を元本保証定期預金→全世界株式投信にスイッチング
- 元本保証定期預金の残高が不足している場合は、どうしようもないので見送る
投資余力の追加が柔軟にできないので最後は雑になってしまいました。笑
考え方が間違っていたので方向修正したり、数式がいまいちな箇所があったりと手直しの連続でしたが、1年をかけて何となく形にできました。試行錯誤は続けつつ、来年以降もこのルールで運用を続ける予定です。
ある程度の期間分のデータがたまったら、ドルコスト平均法だった場合のシミュレーションも出してみて、実際どうだったかの比較もしてみたいと思います。